2014年04月

2014年04月29日

de9e884a679049556ccc096d0137a7693132a6bf
皆さん、こんにちは。
どうも、かつをです。
今日はうちの会社の普段の業務でとてもお世話になっているサービスを紹介したいと思います。

うちは労働集約型のリアルサービスなので、しっかりとしたマニュアルが必要となります。
そのため、このマニュアルを作成するためのツールをいろいろと探しておりました。
最初はGoogleサイトを使っていたのですが、先日「Teachme」というサービスを知ってからは即導入を決めました。
https://teachme-info.com/ 

最初は無料版を使っていたのですが、試してみて「これは便利!」ということで、企業向けの「Teachme biz」を契約しました。

間違いなくマニュアル作成ツールの決定版でしょう。
Webアプリだけでなく、スマートフォン・タブレット版アプリもあるので、手持ちのiPhoneからでも簡単にマニュアルが作成できちゃいます。

例えば、最寄駅からオフィスまでの道のりをスマホでパシャパシャと撮ります。 
その撮った写真をTeachmeに一括アップロードして、あとはテキストや図を入れるだけで、来客者が絶対に迷わないオフィスまでのルート案内が作れてしまうのです。
すぐに使いこなせるのですが、これくらいのものであれば慣れると5分で出来るようになります。

そして、Teachmeの秀逸なところが、作るだけでなく、修正も極めて簡単・手軽なので、マニュアルがどんどんブラッシュアップされていくのです。
これだけ簡単にマニュアルが作れるようになると、これまでマニュアル化しようと思わなかった社内のありとあらゆるルーティンワークのマニュアル化が進みます。

しかし、マニュアルはただ作れる・修正が出来るだけでは意味がありません。
ちゃんとスタッフに見られているのかという運用の部分が重要です。

ここでもTeachmeはよく考えられていて、アカウントIDを入れるだけで共有も簡単ですし、マニュアルが新しく作られたり、変更されたりすると更新通知も届きます。

うちですらかなり大きな効果を感じているので、大きな企業や組織であればあるほど、その効果は凄まじいものとなるでしょう。

僕の尊敬するある方曰く、Teachmeは5年後には3,000億円規模の時価総額になっているだろうという予測しておりましたが、正直このサービスを使ってみると、現実味があり過ぎて驚かないくらいすごいサービスです。

次の大企業になる可能性が高いサービスなので、今のうちにTeachmeはウォッチしておきましょう!




    このエントリーをはてなブックマークに追加
investor46 at 14:03IT日記経営日記

2014年04月17日

STAP細胞捏造事件について色々と調べるうちに、すげー今更感のある気づきを得たんですね。

それはインプット以上のことは絶対にアウトプット出来ないということです。

STAP細胞捏造事件については世間でかなり騒がれてたために、ネット上に全容の解説記事がたくさん出ていました。
特に藤沢数希さんの記事は極めて秀逸で、このような記事を何本か読み、そこでの参考記事や出てくるキーワードをWikipediaで調べるだけで、一晩ちょろっと勉強するだけで、全体像がかなりつかめます。

このように短時間で全体像がぼんやりとではありますが、理解できたのは極めて質の良いインプットをしたためです。

そうやって勉強すると、ブログやSNSでどうしてもドヤ顔でアウトプットしたくなるんですよね。笑

藤沢さんは、これらの記事を書くために、週末を全て潰して、専門書を読み漁り、その中の最も質の高い本を何度か繰り返し読み直したそうなんですけど、そこでとても単純な事実に気づいたわけです。

インプット以上のアウトプットは出ないと。笑

ホリエモンとか藤沢数希さんとか、すごい量と質のアウトプットをしている人に間違いなく共通しているのは、とんでもない量のインプットをしているということ。
ホリエモンの情報ジャンキーぶりは有名だし、藤沢さんもかなりの量の本を読んでる。

で、前回の記事にも書いたんですけど、インプットする情報源として本は圧倒的に質が高いんですよね。
それは、余分なものを極限までそぎ落として、必要なものだけが体系的に整理され、密度の濃いものに編集されたものだからです。

もちろん、ただインプットするだけではダメで、それをしっかりと言語化して分かりやすくアウトプット出来て初めて理解出来たと言えます。
理解するのに一番早い方法が人に分かりやすく教えるというのは、そういうことなんですね。

今回のSTAP細胞の件でも、勉強したあと、皆にも分かるようにアウトプットすることで、僕の中でも整理され理解が進みました。
実は記事を書いて一番勉強になっているのは、読み手ではなく書き手の方なんですよ。

ただ、そんなにアウトプットを意識しなくても、ある程度アウトプットをする必要のあることをインプットしまくれば、必ずどこかでアウトプットとして出ると思うんです。食べ物を食べたらうんこしたくなるように。笑

とにかくインプット以上のアウトプットは出ないし、誰かのアウトプットの裏には100くらいのインプットがあるんですよね。

インプット>アウトプット

これはこれからもずっと変わることのない、この世の真実を表す方程式の一つなので、肝に銘じておきたいですね。




    このエントリーをはてなブックマークに追加
investor46 at 09:25徒然日記

2014年04月16日

最近はインプットすることを意識的に強化していて、TwitterとかFacebookなどのSNSやニュースアプリでの情報収集よりも本を読むようにしています。
なんだかんだ本が圧倒的に質も効率もいいんですよね。

ニュースみたいなただの情報の羅列ももちろん重要といえば重要なんだけど、体系的に整理された本の方が圧倒的に身になります。
情報って、ほとんどが事実の羅列なんですけど、それはどちらかというと、新鮮さの方に重きが置かれていて、時間が経つのその記事にはあんまり価値がなくなるんですよね。データとしての価値はもちろん残るけど。
本の良さっていうのは、情報の羅列に対して、その著者の分析や洞察が入って、体系的に整理された知識になるから大きな価値になるんですよ。
例えば、お金って何?という問いのホリエモン流の回答は、「信用を数値化したもの」という風に、複雑なことをシンプルかつ本質を捉えた分かりやすい言葉になります。
著者の思考の深さが深いほど、洞察が深ければ深いほど、このようにシンプルで分かりやすい言葉に言語化できるんですね。
いい本っていうのは、そういう著者の思考と洞察が深い本のことを言うんですよ。

僕もなるべく分かりやすく言語化することを意識していて、このブログは僕の思考を言語化したものをアウトプットする場として書いています。

そして、僕の書いた文章を読んで分かりやすいと言ってもらえたら、それは僕にとって最高の褒め言葉です。
 


    このエントリーをはてなブックマークに追加
investor46 at 19:14徒然日記

2014年04月13日




スティーブ・ジョブズ亡き今、最も優れた経営者と目されているジェフ・ベゾスの半公式の本著。
Amazonとジェフ・ベゾスに興味のない人には、正直あまり読む必要はないんだけど、興味のある人には非常に興味深い本です。
会社を立ち上げた起業家には、Amazon立ち上げ当時の話は特に興味深いと思います。

まず、インターネットの可能性に気づいて、インターネットを使ったビジネスを何か考えてみようということで、エブリシングストアのアイデアを思いつき、やってみることにしたらしいです。
もちろん、いきなりすべての商品をネット上に並べるのは難しいので、いろいろと精査した結果、書籍から始めるのがベストだと判断。
本からはじめて、本に似た性質のものを次々とアドオンしていったんですね。

で、この本で僕が最も印象的だったのが、ジェフ・ベゾスがスティーブ・ジョブズの失敗と言っていたiPhone事業についてです。
これ、すごく意外だったんですけど、ベゾス曰く、iPhoneをびっくりするほどの高収益・高利益率ビジネスにしたのは失敗だったと。
どういうことかというと、ここまで高収益だと、競合がすぐに参入してくるので、長期的に見たらあれは失敗だったと。

Amazonはずっと赤字で、業界でどんどん支配力を強めていき、それをバックにメーカーへ圧力を掛けて、どんどん安く提供するようにする。顧客のために。
アマゾンウェブサービスにしても、最初はとても安く提供していて、最近になってGoogleが参入してきたんだけど、その時にはAmazonはクラウド事業において大きな先行者メリットを得ているんですよね。

GoogleもAmazonがあまりに安く提供していて、全然収益にならないビジネスということで、参入が遅れたそうです。

おそらく、ジョブズ亡き今、世界で最も野心的で優秀な経営者なので、今後のAmazonから目が離せませんね。



    このエントリーをはてなブックマークに追加

2014年04月12日

ずっとSTAP細胞については気になっていたんですが、未だにこの件について世間は騒いでいるようなので、ついに知的好奇心が爆発して、昨晩いろいろと調べてしまいました。笑

基本的には藤沢数希所長の記事と、Wikipediaを参考に一本の記事にまとめてみました。

せっかくなので、STAP細胞ってなーに?という疑問から、小保方さんはどんな捏造をしたのかということをアウトプットしたいと思います。



生物は宇宙のはじまりのビッグバンのように、たった一つの細胞(受精卵)が分裂して出来ます。
この最初のたった一つの細胞から、筋肉や心臓や脳や骨や髪や神経などあらゆるものが出来るのですが、これが自由に作り出せれば、怪我や病気で失った組織を取り替えることが出来るので、再生医療の分野において非常に大きな意味を持つのです。
つまり、万能細胞というのはとても簡単に言うと、受精卵のことです。
ES細胞もiPS細胞もSTAP細胞も要は万能細胞(多能性幹細胞)のことで、作られ方が違うだけなんですね。

ES細胞(胚性幹細胞)というのは、受精卵が分裂した初期の胚から作られた幹細胞のことで、これは受精卵から作られるので倫理的な問題があるということと、ES細胞を狙った組織に培養するのが難しく、細胞がガン化したり、出来たとしても実際に患者に移植するときに拒絶反応を起こすという欠点があります。
ちなみに理研の副センター長の笹井さんはこのES細胞を狙った組織に分化させる世界的な権威です。

山中教授のiPS細胞(人工多能性幹細胞)は、体細胞にレトロウイルスベクターを使って特定の遺伝子を注入することで、細胞を初期化(リプログラム)して、万能細胞を作り出す事ができる技術です。
iPS細胞は受精卵を使うわけではないので、倫理的な問題もなく、また自分のDNA由来なので拒絶反応も起こさない非常に優れた多能性幹細胞です。

哺乳類などの高等生物は割りと早い段階で多能性を失ってしまうのですが、イモリはしっぽを失っても、元通りに再生します。
これはイモリの体内に幹細胞が残っているからなんですね。
人参も、適切な環境で培養すれば全く元通りの人参に復元されます
イモリや人参のように、ある刺激をトリガーにして、多能性を発現するのですが、人間の細胞でも、何らかの刺激を与えれば、同じようなことが起こりえるのではないかというアイデアがSTAP細胞(刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得細胞)です。



さて、STAP細胞が出来たことの証明には以下の2点を証明する必要があります。


(1) STAP細胞と思われる細胞は、すでに分化してもう元には戻らないはずの体細胞が初期化(reprogram)されたものである

(2) STAP細胞と思われる細胞は、確かに多能性(pluripotency)があり、再びどんな体細胞にも分化する能力がある。


(1)はマウスの体内に幹細胞が残っている場合があるので、分化後の細胞であることを示す必要があります。ちなみに人の体内にまだ幹細胞が残っていて、それをうまいこと取り出せる技術を発見できればSTAP細胞以上の大発見です。

この(1)を示すには、T細胞を使ってSTAP細胞を作り、TCR再構成によってDNAの長さが短くなることを証明せねばなりません。
DNAの長さを調べるためにPCRという手法を使って、DNAを増幅し、電気泳動実験をする必要があります。
オボちゃんはここで実験画像を切り貼りして捏造しちゃったんですね。笑
ここを示さないとSTAP細胞なのか、元々あった幹細胞なのかを示せないのですが、ここが捏造だったしても、まだSTAP細胞が存在しているという希望は残っています。


(2)は1.Oct4-GFPの発現、2.テラトーマと3.キメラマウスを作成することによって示せます。
Oct4というのは、自己複製に関わるタンパク質のことで、iPS細胞を作る際にこのタンパク質を作り出す遺伝子(山中ファクター)を注入して初期化しており、このOct4が作られたということは確かに多能性を持ったことの必要条件の一つとなります。
このOct4の発現を確認するために必要なのが、GFP(緑色蛍光タンパク質)という遺伝子操作で、この技術によってノーベル化学賞を受賞したのが、下村脩先生です。
GFPとは、特定の細胞を緑色に発光させる遺伝子操作の技術のことで、Oct4をGFPによって緑色に蛍光させることによって、確認できます。
ただ、この緑色蛍光は死にかけの細胞や、酸による刺激によって光る場合も多く、この場合、当然ながらテラトーマもキメラマウスも作れない。
会見で200回以上成功したというのは、このことを指していたと思われる。

次に2.テラトーマというのは、要は奇形腫瘍のことです。
幹細胞を皮下に注入すると、ランダムにいろいろな組織に分化するので、そのときに奇形腫瘍が出来ます。
これが確認できれば、確かに多能性があることの大きな証明になります。
しかし、なんとオボちゃんは、このめちゃくちゃ重要なSTAP細胞の根幹に関わるテラトーマの画像を博士論文で使っていた全然違う実験の画像を使いまわしてしまいました。笑

どうやら、他のマウスのES細胞を混ぜたようなのですが、このSTAP細胞(と思われていたもの)から3.キメラマウスを作成するのが、山梨大学の若山教授の仕事でした。
このキメラマウスを作成することが出来れば多能性幹細胞の強力な証明となります。
キメラマウスというのは、胚にSTAP幹細胞(と思われていたもの)を合成して作ったマウスです。
普通はパパとママの2匹から子供が作られるのですが、そこにもう一組のカップルの幹細胞を合成して作るので、親が4匹という状態になります。
このように、脚はこの両親から、内臓は別の両親からという風に、まだら状に作られるのがキメラマウスです。
若山教授は、初めて体細胞由来のクローンES細胞を作ったりとこの世界では非常に権威のあるスター研究者です。
若山教授はオボちゃんからもらったSTAP細胞(と思われていたもの)からキメラマウスの作成に成功します。

しかし、次々と発覚する捏造疑惑に若山教授もついにキレて、第三者機関にSTAP細胞(と思われていたもの)をDNA鑑定にかけさせたら、別の種類のマウスのES細胞だったということが発覚してしまいました。笑

完全にクロです。。
若山教授がブチ切れても無理はありません。。

素人の僕でも、なるほど学者や研究者の方たちが総じて小保方さんに対して厳しい態度を取る理由が分かります。。。
でも、女性が涙流してあんな風に訴えられたら、世論は可哀想っていう風に流れてしまいますよね。。




参考記事

金融日記:いまさら人に聞けないSTAP細胞と細胞生物学の基礎 http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52004024.html
 
金融日記:謎はすべて解けた!! それでも、STAP細胞は捏造です http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52007102.html
 


    このエントリーをはてなブックマークに追加
investor46 at 20:11科学日記
スキャンマン株式会社代表取締役の杉本勝男と申します。 当サイトへお越し下さりありがとうございます。 コメント、トラックバック歓迎です。 なお、当サイトはリンクフリーです。 twitterもやっていますので、よろしければフォローお願いします。
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
  • ライブドアブログ