2011年04月

2011年04月27日

金融日記:日本国政府の放射線安全基準の決め方
この記事、感動するほど素晴らしすぎる!!
最近、藤沢数希さんのブログがちょっとネタ切れ気味でつまんなくなってきたんですけど、やはり流石ですね。

結論から言うと、250mSv以下の低放射線量では、健康被害があるという科学的な証拠はない。

皆が心配している、妊婦の流産や奇形児の増加や何代にも渡る遺伝子への影響もない。

それは、DNAが傷つけられても、自動的にアポトーシス(細胞が自殺すること)するからだ。

孫正義社長が騒ぎまくっているけど、フォロワーが100万人以上いる社会的影響力の大きい人がそうやって皆の不安を煽ると、風評被害で農畜産物が売れなくなる。

そういう科学的根拠のない風評の一番の被害は、放射能が移るとかいう理由で福島県民への差別が発生することだ。 

それからチェルノブイリ事故のときの一番の被害者は、奇形児や子孫への影響を恐れて中絶することになった、胎児たちだ。

今回のFUKUSHIMAでは、福島県民への差別や中絶や農畜産物の風評被害のような詰まらんことがないように、皆が正しい知識をつけなければならない。

無知は罪だよ。



    このエントリーをはてなブックマークに追加
investor46 at 20:04科学日記
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
著者:カーマイン・ガロ
販売元:日経BP社
(2010-07-15)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る



この本、想像してよりも中々良かったです。
プレゼンって新商品を発表するビジネスマンのためだけのものではなくて、自分のやりたいことを他人に協力させるために説得させるために必要なことだから、確かにプレゼン力ってあって得することはあっても損することは絶対にないんですよね。

で、プレゼンするときの注意事項がたくさん書いてあるんだけど、これって何かを分かりやすく説明するときにも本当に使えると思う。

スライドとか資料を作ったり、ブログを書いたりするときとかもそうだけど、とかく情報はあればあるほど正確だし、良いとたくさん詰め込みすぎて、結局は読み手や聞き手は何が重要なのか分からなくなって、全体としても何を言っていたのか分からないものになってしまう。

何かを伝えたいときには、Twitterで1ツイートに収まるような短いヘッドラインを作ることが重要で、伝えたいことを3つだけに絞ることが大切。
それ以上伝えようとすると、人間は記憶し切れないからだ。

アップルの製品もそうだけど、スティーブ・ジョブズのする素晴らしいプレゼンも、機能や情報を追加することじゃなくて、本当に大切なものだけにするために枝葉を全部切り捨てて、極めてシンプルにするという信念がある。

僕も、mixiの日記やブログやアゴラに寄稿するときは、書いててこれは明らかに無駄だなってところは泣く泣くカットしております。

後はダラダラと長くならないようにすることは本当に注意してる。

よっぽど良い文章じゃないと、長いと読む気が失せるし、RSSに登録してくれててもいつも長い文章を書くイメージがあると読むのをためらわれてしまう恐れがありますからね。

まあ、あんまり長い文章書いてると集中力なくなって面倒臭くなるっていうのが一番の理由だけど。笑


とにかく本当に素晴らしいものって、なんでもシンプルで無駄がなくて、美しいんですよね。



    このエントリーをはてなブックマークに追加
【ホリエモン】堀江貴文被告の実刑が確定。近く収監される見込み 日刊テラフォー
 昨日、ホリエモンの上告棄却をTwitterで知った。
この事件に関しては僕もこのブログで以前ちょっとだけ書いたけど、あれは株式売却益をバランスシートに載せるか損益計算書に載せるかとか、それを単体決算ではなく連結決算で計上したとかの違いを争っていただけなんですよね。
カネボウとか日興コーディアルは実際にない利益を計上した粉飾決算でライブドアよりも巨額で悪質。
なのに誰も実刑判決を受けていない。

ライブドアは風説の流布と有価証券報告書の虚偽記載という些細なこと。
たしかに自社株売却のスキームは本当にとても巧妙に出来ていて、かなりグレーだし品のある行いとは言えなかったけど、これくらい課徴金で済ますべきで、刑事罰それも実刑判決なんて量刑としては相当重いと思う。

ライブドア事件の自社株売却スキームに関してはマネーロンダリング入門―国際金融詐欺からテロ資金まで (幻冬舎新書)に詳しい。

完全に僕の憶測だけど、主犯格の宮内氏は実は横領もしていたんだけど、検察は東証をダウンさせるほど株式市場をめちゃめちゃにした強制捜査までしておいて、いざ調べてみると、巨額の脱税とかマネーロンダリングとか大きな犯罪の証拠が出てこなかったので、宮内氏と司法取引してホリエモンに全部罪をなすりつけたとしか思えない。
そんな検察の意向を汲んだ裁判所も実刑判決を出したのだろう。

最高裁判所の上告棄却も、大震災で日本中が大混乱のこのタイミングでやったのはちょっとなあとも思う。
正直、客観的に見たら、どう考えても重すぎるので、少なくとも最高裁でもう一度争われるだろうと思ってたけど、棄却とはねえ。。
検察と裁判官は癒着してないだろうと信じてたけど、この判決はちょっとショックだ。。

それにしても、実刑が確定しても前向きなホリエモンには本当に尊敬の念を隠せない。

2011/04/27 17:30:39
収監されている間にやることリストをつくろう。まずダイエット。約20年振りの、60kg台を目指そう。

ホリエモンは必ず出てきて、また僕たちを楽しませてくれるようなでっかいことをやってくれるよ!



    このエントリーをはてなブックマークに追加
investor46 at 18:49徒然日記

2011年04月26日

Business Media 誠:ちきりんの“社会派”で行こう!:それでも経済成長が必要な意味 (1/2) 

流石、ちきりんさんの記事です。
どうして経済成長しなければならないのか?という、とても深淵な問題にシンプルで納得出来る答えをくれました。

大地震と津波に襲われ、福島原発やその他の火力発電所のいくつかが止まってしまった今、夏場の電力不足が心配されています。
こういう状況になると、必ず言われるのが、僕たちはこんなに電気を使う必要があるのか?とか、昔は電気なんてそんなに使わなくても生活出来たのだから、この機会に古き良き時代の生活スタイルに戻すべきだ。その方が環境にも優しいとか、そういう類いの議論が出てきます。

そこで、ちきりんさんはこれまでどおり経済成長をし続けなくちゃいけない理由をこう言います。

例えば、エスカレーターやエレベータ。
これらはなくても普通の人は特に困りません。
しかし、足の不自由な方やお年寄りの方にはとても不便な思いをさせてしまいます。
昔の生活レベルに戻して一番困るのは弱い人たちなのです。

このように、世の中の文明のレベルを昔に戻せば戻すほど、弱者から生き難く、淘汰されるようになるのです。

だから、僕たちはそのような弱者のためにも、どんどん経済成長させて、豊かでより便利な社会にしなければならないのです。

そんじゃーね。笑



    このエントリーをはてなブックマークに追加
investor46 at 05:08徒然日記

2011年04月22日

国内 / 【オピニオン】東電は必要なら破綻も-電力会社は銀行ではない / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com


これらの記事にもある通り、電力会社は重要な社会のインフラを提供するので、とても大事だから潰したらいけないと思うかもしれないけど、銀行みたいにシステミック・リスクがあるわけじゃないから、破綻するなら破綻させても金融危機みたいな全体のシステムがめちゃめちゃになることはないのです。
だから、僕も東電は放置プレイするに一票。笑



最近の池田信夫さんの記事は本当に勉強になるなあ。
発送電は分離させて、スマートグリッドとかイノベーションが進むといいんだけど、東電を発送電で分社化するだけじゃダメで、発電はちゃんと新規参入が増えるように規制緩和とかして、外資とかからも積極的に参加できるように構造改革しなきゃいけないんですよね。



ビル・ゲイツはマイクロソフトがアップルに時価総額とかで負けてジリ貧なのに、なにをやっとんねんと思ってたら、世界のエネルギー問題についての事業をやっていたのか。
ビル・ゲイツは発展途上国のエネルギーをどう賄うかということを自然エネルギーや蓄電池なども含めいろいろ考えて、小型の原子炉がコスト的にも一番良いと考えて進めているみたいですね。
孫さんもつい先日、自然エネルギーを推進するための財団を設立すると発表したけど、ビル・ゲイツみたいに現実的に何が一番最適解かを考えてやった方がスマートで良いと思うんだけど。
たぶん、孫さんは短期的にはガスタービンやコージェネが良いだろうとは思ってるし、ビル・ゲイツみたいに発展途上国の事情を考えると原発が一番とも思ってるだろうけど、やっぱり長期的な視点で見たら、再生可能エネルギーで賄わなければならないようになると見て、動いているのかも。
ただ、最近の孫さんのツイート見てると、原発をあまりに感情的に毛嫌いしている感があるんだよなあ。。



    このエントリーをはてなブックマークに追加
investor46 at 02:50
スキャンマン株式会社代表取締役の杉本勝男と申します。 当サイトへお越し下さりありがとうございます。 コメント、トラックバック歓迎です。 なお、当サイトはリンクフリーです。 twitterもやっていますので、よろしければフォローお願いします。
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
  • ライブドアブログ