2010年08月

2010年08月28日

痛いニュース(ノ∀`) : 東大名誉教授「エコキャップ運動は日本人以外はやらない。欧米人なら『単純に寄付すれば良い』と考える」 - ライブドアブログ
 
皆さん、こんにちは。かつをです。
毎度のごとく、この類いのエコ活動や寄付活動というのは叩かれまくるというのが常のようです。
叩くのは簡単ですが、なぜこういうボランティア活動が単なる偽善ではなく、寄付される側にとっても実は迷惑なのかというのを小学生でも分かるように説明してあげなければいけないでしょう。

まず、このエコキャップ運動は経済的にとても非効率的で無駄であるということが言えます。
6㎏のキャップを掻き集めると、60円分のワクチンを送れるそうですが、そのための輸送費やダンボール箱の費用は577円掛かるそうです。
これなら、単純にお金を集めて寄付をした方がずっと効率的でスマートです。

そして、このエコキャップ運動は実は環境に対して必ずしもエコであるとは言いがたいのです。
まず、キャップを輸送するために排ガスをまき散らしています。
それから、リサイクルして何か別の製品を作るにしても、そのために石油を使ったりしているので、このようなことまで総合的に考えると、キャップなんていちいち集めてリサイクルせずに他のゴミと同じように処分して埋めてしまった方が環境的にも経済的にも実は良かったりするのです。

また、寄付というのは寄付される人たちにとって実は何のためにもならないどころか迷惑なのでやめましょう。
詳しくは過去記事、お疲れ、かつを:今日も世界ではたくさんの子供たちが死んでいく。
を読んでください。

そういう安易な善意によるボランティアやエコを美徳とする教育は、子供たちにとっても悪影響です。
こう言うと、何もしないよりも何かをやる偽善の方が良いと言いますが、残念ながらそれは偽善ではなく単なる迷惑なのです。
そんなエゴや自己満を優先させる活動をさせることよりも、アフリカの人たちのことを本当に考えれば実は寄付はしないことの方が彼らのためということを教えるべきなのです。


The road to hell is paved with good intentions.

地獄への道は善意で敷き詰められている 
 

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investor46 at 17:36徒然日記

2010年08月26日

iPhoneアプリがガラケーソーシャルゲームと比べてどれだけチキチキかを知る5つの表:村上福之の「ネットとケータイと俺様」:ITmedia オルタナティブ・ブログ

皆さん、こんばんは。どうも、かつをです。
さて、つい先日ツイッターで流れてきた、この記事を何気なく読んでみて、その中の各企業の時価総額ランキングの表を見て、ふと思うことがあったので、一エントリ書いてみようと思います。

Tbl04
※記事より引用

まず、時価総額とは何かということですが、株価×発行済株式数のことで、簡単に言えば、その企業の価値のことです。
この企業の価値がモバゲーのディー・エヌ・エーやグリーはフジテレビや日本テレビなどよりも大きいのです。
グリーは元々、SNSをやっていて、そこで先行するmixiの後塵を拝して事業を転換したのでmixiよりも時価総額が大きいとは思っていなかったし、ましてはフジテレビや日テレよりも企業価値があるとは夢にも思っていなかったので、これを見たときはちょっと意外だったので、ホントかよ!?と思ってヤフーファイナンスで調べたくらいです。

それに僕はガラケーを持ってはいても、モバゲーやグリーをやるどころかページすら開いたことがないので、ガラケーでゲームをやったこともなければ、もちろんそれにはまって課金されるようなこともないのでよく分からないのですが、あの文字入力キーのたくさんついて操作しづらそうなガラケーで、わざわざゲームをやる人がそんなにたくさんいるという事実に驚きました。
ディー・エヌ・エーやグリー以外にもスクエニやバンダイナムコなどのゲームを主な事業としている企業は軒並み儲かっています。
そして、世界に冠たるゲーム企業のニンテンドウは時価総額3兆円の日本第8位の大企業です。

一体、なぜ生きていくためには全く必要のない、ただ時間を浪費するためのゲーム企業がこんなにも儲かっているのでしょうか?

しかし、よくよく考えてみるとこれは当然のことなのです。
僕たちの周りを見てみると、世の中にはゲームで溢れていることが分かります。
家にはWiiやPS3があり、モバイルではニンテンドウDSやPSP、ガラケーはモバゲーやグリーがあり、iPhoneなどのスマートフォンにはゲームアプリが豊富にあります。
外に行けば、ゲームセンターがありパチンコや競馬、競艇などのギャンブルがあります。
広義にはボウリングやビリヤード場やダーツバーなどもゲームといえるでしょう。

このように考えていくと、本質的には人生そのものがゲームといえます。
高校受験や大学受験はいかに多くの点数が取れるかというゲームです。
恋愛はいかに魅力的な異性をものにするかというゲームです。
資本主義というシステムはいかに効率良くお金を稼ぐかというゲームです。
そして、人生はカードゲームと一緒です。
配られた手札の中でいかに幸せになるかというゲームです。

僕たち人間はゲームがとても好きな生き物なのです。

そして、世の中で最も面白いゲームは人生そのものなのです。
 

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investor46 at 20:56

2010年08月21日

門はなぜ開かなかったか? - 書評 - Google Wave 入門 : アゴラ - ライブドアブログ 

このニュース、2週間くらい前に流れて今更なんだけど、これってちょっと考えてみると結構すごいことだと思うんだ。
正直Google Waveがどんなサービスか未だによく分かんないだけど、グーグルが結構力入れて作ってたサービスの一つだったんだよね。
技術的にはかなり優れてたみたいだけど、いろんな機能が付いてて複雑な為、ユーザーが一体どんなサービスなのかよく分かんなかったようです。
そこら辺Appleはすごくて、シンプルで分かりやすいUIやデザインで、説明書なんて読まなくても誰でもすぐ使えるところが優れていてユーザーに受けたんだと思う。
で、そんなグーグルが力を入れていたサービスの一つをあっさり捨てちゃったのは中々出来ないことだ。
孫正義も言ってたけど、攻めるより退くことの方が何倍も勇気がいることなんだそうだ。
Google Waveも結構お金掛けてただろうから、普通は投下資本が勿体無くて中々退くことは出来ない。
お金が掛かってれば掛かってるほど、これは難しくなる。
経済学ではすでに投下した資本をサンクコストって言って、無視した方がいいんだけど、人間はこのサンクコストを中々無視することが出来ない。
それをあっさり無視してGoogle Waveを捨てれちゃう合理性にはすごいとしか言いようがない。
こういう意思決定って誰がどうやって行うんだろう?



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investor46 at 18:01

2010年08月19日




お金が人を幸福にしない理由:心理学実験から | WIRED VISION

僕たちは世界で最も豊かな国に住んでいる。
多くが薬物中毒者や精神障害者と言われるホームレスを除けば、誰も飢え死ぬことはないし、水も公園の蛇口をひねればタダで綺麗な水がいくらだって出てくるし、安心して眠ることが出来る家がある。
電気や水道や道路などのインフラがほぼ完璧なまでに整っており、病気をしたときに病院で治療してもらうときの医療費の一部を補助して貰える健康保険や、定年退職後に貰える年金や、何らかの事情で働くことが出来ない人のための生活保護などの社会保障がある。
この国で生活保護を貰っているような貧困層といっても、テレビがあって、こんな暑い真夏の夜でも快適に眠れるエアコンがあって、携帯やパソコンのある生活が文化的で最低限の生活として保証されている。
いくら不況不況と言われていても、世界第3位の経済大国での貧困層は世界から見れば富裕層だ。
そして、100年前の富裕層と比べても、住んでいる家の広さこそ差はあっても、物質的には彼らより遥かに良い生活をしている。
人間の欲望は無限なので、そのとき物欲や金銭欲が満たされても、すぐにそれに慣れてしまうので物足りなくなる。
そう、幸せはいつもちょっと先にあるのだ。
今の時代の先進国において、物質的にはほとんどの人が幸せと言えるくらい満たされているんじゃないかな。
実際、僕は物質的には満たされてて結構幸せなんだよね。
だって、欲しいものは何?って聞かれても、特に欲しいものってないし。
どう落ちぶれても死ぬわけじゃないし、今くらいの生活水準とそんなに変わらないと思うんだよね。
だから、もっと気楽に考えて皆好きなことやっても良いんじゃないかって思う。
変にプレッシャー感じ過ぎなんだよね。
絶対的には、僕たちって実はもうすでにかなり幸せなんですよ。
ただ、こんなこと言ってるけど、欲っていうのは僕は良い事だと思っているので、逆説的で矛盾してると思うかもしれないけど、もっと欲かいた方がいいです。
だって欲がないと、人間の成長って止まってしまいますもん。
成長するために欲は重要。
だけど、現状にある程度満足して幸せを感じることも重要だと思うよ。
じゃないと、人間の目的は幸せになることなのに、一生幸せになれないから。
いくらお金があっても幸福になれるとは限らない。
でも、少なくとも不幸は買い取ってもらえる。
幸せっていうのは結局のところ、自分がそれを幸せと感じれるかどうかの主観の問題なのだ。

 
世の中の99.9%は金で決まる。しかし、残りの0.1%。
こればっかりは、そうもいかない。

ドラマ「ハゲタカ」より

 

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investor46 at 19:37

2010年08月17日

鳩山由紀夫の政治を科学する (帰ってきたバカヤロー経済学)
鳩山由紀夫の政治を科学する (帰ってきたバカヤロー経済学)
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鳩山さんが退陣してしまって今更ですが、せめて民主党政権の内にと思って読んでみた。
タイトルが”科学する”と書いてあるだけあって、かなり論理的で、まずは鳩山政権の目的関数(目的)を定義して制約条件(制約)を挙げていき、さらに陰関数(ようは小沢さんのこと)を考慮し、そこから最適解を求めるという理系の著者二人による中々面白いコンセプトで展開していきます。
まず、鳩山内閣の人事について科学しており、誰がどういう出自でどことどうつながっているかとか中々興味深かった。
次に政策について論じられていて、高橋さんはリフレ派なので、そこがちょっと気になったけど、結構常識的なことを言っていましたね。
あと、この本の各章末毎にゲーム理論についてのコラムがあるんだけど、これだけでもすごく面白いので買う価値アリです。
政治のウラ話とか中々興味深いお話が盛りだくさんなので、鳩山内閣が倒れたとはいえ、まだまだ読んでも楽しめる内容ですね。
 

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