2010年06月

2010年06月28日

すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363)
すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363)
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サブプライムショックを考察して、バブルというものを論じた本ですね。
金融に多少造詣がないと何が書いてあるのか理解するのは難しいので、金融や株の初心者は手を出さない方が無難でしょう。
僕も難しくてよく分からなかったです。笑
バブルについての著者の言い分は理解出来るけど、ちょっと後付の結果論かなーって思いました。

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2010年06月27日

拝金
拝金
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電子書籍の方で、電子文庫パブリにて購入。
購入までの道のりが面倒くさくて、売る気あんのか?って思うくらいだったけど、どうしても電子書籍で欲しかったので我慢して、四苦八苦しつつ購入。
読み終わって知ったけど、app storeで出たんだね。。

iTunes App Store: iPhone、iPod touch、iPad 対応 堀江貴文 拝金

さて、肝心の中身だけど、フィクションという名のノンフィクションですね。
球団買収やら放送局買収やら、完全にホリエモンの実体験が元ネタとなっております。
読んでると、登場人物たちが誰がモデルになってるかあからさまに分かるし、業界のウラ話やら、ヒルズ族の実態やらが描写されてて中々面白かった。
小説でもホリエモンの文章は読みやすくサラサラと読めた。
それでいて結構為になることも書いてあって、普段は小説なんて読まないけど、これだけ教養になることも書いてあるなら、もうちょっと小説の割合を増やしてもいいかなって思ったり。
続編も考えているようなので、楽しみですね。

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2010年06月21日

皆さん、こんばんは。

世間はサッカーワールドカップの話題で持ち切りですね。

僕はにわかサッカーファンの一員として、この世界的なW杯の異様なまでの盛り上がりを見てちょっと思ったことがあります。


それはW杯は擬似的な戦争だということです。


これは五輪でも野球のWBCでも感じなかったことなのですが、W杯を見てそう感じたのは、きっとサッカーというスポーツが世界で最も普及し、人々を魅了したからでしょう。
その証拠に普段、サッカーの話なんてしたこともないような人が口角泡を飛ばしながら、喧々諤々の議論をしつつ、自分のひいきの国を応援します。
ひいきにする国は、大体自分と同じ国籍の国か、自分が住んでいる国などの、自分と縁のある国だったりするわけですが、自分の国の選手の名前どころか、サッカーのルールもまともに知らないような人が、自分の国という理由だけで応援するのです。
これは普段、Jリーグよりも欧州のサッカーを見ているサッカー通の人も、やはり自分と同じ国だからという理由で応援している人が多いと思います。
日本でもそうなんだから、きっと他の国でもそうなんでしょう。

別に僕はW杯の盛り上がりに水をさしたいわけでも、批判したいわけでもありません。

どういう理由でどの国を応援しようがその人の自由だからです。

ただ、僕個人の考えを言わせてもらうと、国籍の違いなんて血液型の違い程度にしか思っていないので、たまたま血液型が一緒なだけで応援なんて出来ないんです。
だから、まともに選手を知らない日本は応援出来ないし、韓国なんてパク・チソンしか知らないのに、気持ちの入った応援出来ません。
だから、僕は好きな選手のいる国を応援したいんだよね。
たまに、スポーツ番組でメッシとかクリスチアーノ・ロナウドとかのスーパープレイを見ると、サッカーとか詳しくなくても、純粋に感動する。
だから、アルゼンチン対韓国戦はアルゼンチンを応援したし、日本対オランダ戦はオランダを応援させて頂きました。

なんか、国籍だけの理由で応援するのって、差別している気がしてしまうんだよ。

国籍や人種や信条で差別してはいけないのにね。。

僕は国という単位で分けるのは、もう時代遅れだと思ってるんだけど、この辺の考えについてはまたその内書こうかな。笑
まー、サッカーくらいでこれは考えすぎなんだろうけど。笑


ただ、W杯っていうのは本質的には戦争だと思うよ。

僕はW杯を見てて、世界から戦争は絶対になくならないと確信したよ。

人は国や人種や地域や宗教で人を分けるけど、こういうコミュニティは抽象的過ぎて、普段認識出来ない。
だから、天皇制とかローマ法王とか偶像崇拝とか、そうやって具現化しないと自分たちのコミュニティを認識出来ないんだ。
戦争は自分たちのコミュニティの共通の敵を作って、結束する。
そうやって結束することで自分たちのコミュニティを認識するんだ。

どうしてコミュニティを認識する必要があるか?


それは人は孤独を最も恐れている、とても弱い生き物だからだと思う。


自分の所属するコミュニティを強く認識出来れば、自分は孤独じゃないって思えるじゃないか。



それを戦争ではなく、スポーツで代用出来るなら、サッカーワールドカップはとても平和的な素晴らしい戦争だと思うよ。


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investor46 at 01:02

2010年06月18日

[mixi] 消費税、当面10%に=社会保障目的を明記―自民公約(時事通信社)

ここへ来て、どこの政党も消費税増税とか法人税減税とか、とてもまともなことを言い始めていますね。笑
そこでいいタイミングで金融日記の藤沢数希氏が消費税増税についてアゴラで記事を書いてくれています。

なぜ増税は消費税でなければいけないのか? - 藤沢数希 : アゴラ

消費税は景気にあまり左右されることなく、安定した税収を上げることが出来るので、不況で増える社会保障費を賄うのに最適なのです。
そして、消費税は企業の取引先との相互監視が働くため、脱税しにくいことと、徴税のために個人のプライバシーを侵害する必要がないことなどを利点として上げています。

それに対して、404 Blog Not Foundの小飼弾氏は反論します。

なぜ増税は消費税であっては駄目なのか - 小飼弾 : アゴラ

一言で言うと、消費税の増税は逆進性があるから、金持ち優遇になるということなんですが、これに対して池田信夫氏が異を唱えています。

消費税は逆進的ではない - 池田信夫 : アゴラ

実は消費税はかなり強く累進的だということを述べています。

僕個人としても藤沢氏や池田氏の意見に賛成です。
財政再建としても、やはり消費税の増税が最も適当でしょう。

ちなみに、これらの意見に対して小飼弾氏はどう反論するのか個人的に楽しみです。笑


この辺りの消費税についての議論はこれらのブログを読むとかなり勉強になるので、興味のある人は読むと良いと思います。 

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investor46 at 01:03

2010年06月16日

皆さん、お久しぶりです。

どうも、かつをです。 

 
さて、今日のテーマは若干今更感がありますが、口蹄疫(FMD Foot-and-Mouth disease)についてです。 

正直、日常生活にあまり大きな影響はなさそうなので、そんなに関心なかったんだけど、僕の見ているブログやらツイッターのTLに口蹄疫問題についての情報が流れてくるので、段々関心が出てきたので、頭の整理がてら一エントリ書いてみることにしました。笑


では、まずはそもそも口蹄疫ってどういう病気なのかっていうのを見てみましょう。 

口蹄疫という名前の由来は、口の中や蹄の付け根などの部分に水疱が出来るところから来ています。 

「疫」というのは疫病、すなわちうつる病気だということで、症状としてはよだれが出て元気がなくなる等の症状があり、人間で言えば、手足口病のような症状だそうです。 

感染力と致死率という点では麻疹に近いようです。 

特徴としては、感染力が強く、罹った動物は肉質が落ちて乳の出が悪くなるなどの理由で、経済価値が下がることが大きな問題です。 

成体では死に至ることは少ない(5%以下)けど、幼体だと半数が死亡するという報告もあります。 

大体、1,2週間程度で治るそうです。 

ただ、治療法はなく、ワクチンはあるけど、打ったとしても100%予防出来るわけではないようです。 


ちなみに口蹄疫は牛や豚や羊などの蹄が2つ以上に割れている動物にしか罹らないということだから、口蹄疫でダービーが中止になるなんてことはないんだね。 

競馬ファンや馬刺し好きの人、良かったですね♪ 

次に人間への影響だけど、人間が感染することは極めて稀で、口蹄疫に罹った肉を食べても感染することはないそうです。 




さて、ここで疑問に思うことがある。 


人にはうつらないし、食べても安全。100%の効果がないとはいえワクチンがあるのにも関わらず、どうして全部殺しちゃうんだろう? 

人間でいえば、麻疹にかかっただけで、うつるからという理由でその地域にいる人全員殺されるようなものだ。 

コスト的にも殺処分して埋却するよりもワクチンを打った方が断然安いのに・・・。 


実はこれには大人の事情が関係してるんだ。 

口蹄疫のような伝染病のない国を清浄国、逆を汚染国というんだけど、「清浄国」なら、「清浄国」に対して食肉を輸出できるばかりか、「汚染国」からの食肉輸入を禁止できるからなんだ。 

輸出入の差額から考えれば、明らかに、後者の方が金額が大きい。 

ところが、報道では「和牛の輸出ができなくなる」という話ばかりだ。 

で、なんでワクチンを打たないかなんだけど、口蹄疫清浄国の定義は口蹄疫が発生していないだけでなく、ワクチンを接種された個体がすべていなくなった後、3ヶ月間病気の発生がなかったこととある。 

ワクチンを打っちゃうと、それが感染による抗体なのかワクチン接種による抗体なのか区別出来ないからで、そうすると清浄国に戻るのに、ものすごい手間と時間が掛かるんだ。 

だから、感染の拡大を防ぐために一時的にワクチンを打った牛や豚まで一頭残らず殺すんだね。

結局のところ、汚染国からの輸入を禁止したいという非関税障壁を維持したいがためにワクチンを使わず、牛や豚を皆殺しにしてるってことだね。 



で、何で汚染国から食肉を輸入したくないかだけど、国民に安全な食肉を提供するということは建前で、本音は外国から安い肉を輸入して国産の肉の価格が下がるのが嫌だからだ。 



こうした畜産業者の思惑とそれに結託した、自民党政権時代の農林水産行政当局による、非関税障壁の維持という大人のエゴによって、大量の牛や豚が殺処分されている。 




口蹄疫問題の本当の被害者は、国から補助金の出る畜産農家ではなく、その税金の負担をする国民と、非関税障壁によって市場経済が阻害され、適正な価格で肉を購入出来ない僕たち消費者、そして人間のエゴによって無意味に殺される牛や豚たちなんだ。 





参考資料 

口蹄疫のこと|堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」by Amebahttp://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10543604093.html 

口蹄疫殺処分は、食肉輸入の非関税障壁を維持することが目的である  井上晃宏(医師) : アゴラ http://agora-web.jp/archives/1023695.html 

木村盛世のメディカル・ジオポリティクス カフェ: 口蹄疫問題を考える―危機管理の立場から―vol.1http://kimuramoriyo.blogspot.com/2010/05/no.html 

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investor46 at 17:14科学日記
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